
皆さんは普段、海外旅行に行く際はどんな交通手段を使っていますか。
電車、バス、タクシー・・・こういったものが多いのではないでしょうか。
いつもと同じではつまらない!なにか新しい旅にしてみたい!そんな方にお勧めしたいのが、車でのドライブ旅!
レンタカーを借りれば、いつもの海外旅行がもっと魅力的な旅行になること間違いなし!
そこで今回は、海外ドライブをする上で欠かせない情報をいくつかまとめてみました。
国外運転免許証の取得方法
まず最初に、海外で車を運転するには日本の運転免許証とは別に国際免許が必要なので、国際免許を日本で取得しましょう。
国外運転免許証の申請場所は、運転免許試験場、運転免許更新センター、または指定警察署にて申請が可能です。
免許は申請日に即日発行されます。手続きのみなので30分ほどあれば簡単に取得できます。
申請の際には下記の持ち物が必要となります。
・運転免許証
・証明写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6カ月以内に撮影したもの)←大きいサイズの写真
・パスポート
・手数料2400円
・以前取得した国外運転免許証がある場合は、その免許証も提示が必要
国外運転免許証はジュネーブ条約に基づいて発行されるため、基本的にはジュネーブ条約に加盟している国のみで有効となります。
国によっては、日本の運転免許証を提示するだけで運転が認められる国もありますので、国外運転免許証を取得する前に、渡航先での要否を確認しましょう。
この国際免許証は、日本の免許証を有効にするための一種のサブ的なものなので、運転時には必ず国際運転免許証と日本の免許証の両方を携帯しましょう。
レンタカーの借り方
現地の空港や店頭のレンタカー会社で直接交渉する借り方もひとつの手ですが、現地での言葉の問題等、無駄なトラブルを避けるためにも、楽なインターネットでの予約がおすすめです。
注意点としては、総合比較サイトなどでは避けて、実店舗のサイトで予約をすることです。
総合比較サイトなどで予約すると、店頭での見積もりが違ったり、かえって手数料で金額が高くなってしまうことがあるので、必ずその会社のサイトで予約するようにしてください。
表面上の安さに釣られてしまいがちですが、相場と見比べてレビューなども参考にすると良いでしょう。
次に、言語が慣れていない場合は日本語対応のある店舗で行うことです。
入らなくてもいい有料コンテンツや有料道路の説明など、そもそもの契約の概要をよく理解できていないと、あとで事故やトラブルに巻き込まれた時に苦労します。
アメリカの桜レンタカーのように日本語での店頭、電話サポートが徹底されている会社ならなお安心です。
レンタカーにかかる費用は、シーズンやその日の車の予約状況によって大幅に変わってきます。安く借りたい場合は、相場を調べてから時期を変えて比較してみても良いでしょう。
レンタルする際には、国際免許証、日本の免許証、パスポート、クレジットカードを提示で契約することが出来ます。
なお、追加オプションで必ず「カーナビ」の要否があるかと思いますが、海外のカーナビは古い機種が多く、あまり使い物にならないこともあります。
なのでルートを確認する際は、現地でルートマップを購入するか、スマートフォンやタブレット端末などをお持ちの方は、オフラインで使用可能なアプリのGoogle Mapsなどを活用することがおすすめです。
特に有料道路を避けるルート設定は現地の道路事情を気にせずに走れるので、とても便利です。
保険について
海外旅行先でレンタカーを借りる際には、必ず自動車保険へ加入しましょう。
また、自分が加入する海外旅行保険サービスに自動車保険が含まれているか確認して、含まれていない場合には、必ず現地の保険に加入してください。
基本的な保険は基本料金に含まれている場合が多いと思いますのが、国はもちろん、地方によっても保険の決まりも違うことがあるので、現地の店頭で正しく説明を受けて、検討する方が良いでしょう。
保険についても日本語サポート対応の店を選んでおくと、後々の料金の請求や事故の時の対応などもスムーズに行うことができると思いますので、日本語対応店舗がおすすめです。
運転時の注意
交通ルールに注意
いざ道路を走行するとなったとき、一番心配なのが右側走行であること。ニュージーランドは日本と同じ左側走行なのでこの心配は不要ですが、アメリカ本土やハワイは右側走行ゆえの独特のルールがあり、注意が必要です。
日本やオーストラリア、イギリスなどの一部の国を除いた諸外国は、基本右側走行。加えて、車はすべて左ハンドルです。
日本でも以前、左ハンドルの外車が流通していましたが、今ではほとんどの車が右ハンドル。つまり海外では、右側走行で左ハンドル、というなにもかもが逆の状態になります。
ファーストフードやコンビニエンスストアの敷地内から道路へ出るとき、周りに車がなく、ふと日本にいる感覚で左へ曲がってしまってヒヤッとしたという話も山ほど聞きます
また、知っておかないと危険なのが、「赤信号時に右折が可能」という右側走行ならではのルールです。
アメリカ全土やハワイでは、一部のエリアを除いて、ほとんどの交差点で赤信号時の右折が可能です。
「No turn on red」と書かれた標識があり右折や左折が禁止されている場所も一部ありますが、8割以上の交差点で赤信号時の右折・左折が可能です。
これを知らずに、右折レーンで赤信号停止していると、後ろからクラクションを鳴らされることも。また目の前の道路が一方通行であれば、一旦停止して左折することも可能です。
反対車線の車が左折のために急に目の前に飛び出してくることもあるので、注意が必要です。
標識の違いに注意
アメリカ本土とハワイは「km表記」ではなく、「マイル表記」が一般的。標識も車のメーターも「マイル表記」なので、速度感覚が掴みづらくなります。
ちなみに、ニュージーランドは、日本と同じ「km表記」なので、心配の必要なし。
1マイルはおよそ1.6kmです。もしメーターが40マイルを指していたら、60kmの時速が出ていることになります。
アメリカやオーストラリアなどの諸外国は、高速でも下道でもみなかなり早い速度で走行しているため、マイル表記も相まって気づかぬうちに100km/h以上出していたなんてこともよくあります。
道はボコボコしていきなり狭くなったり、急カーブも多いため、雨で急ブレーキを踏んで曲がりきれずに激突…なんて事故がとても多いです。
道路標識も日本のように丁寧ではなく、道案内の標識も直前に出てくることがほとんど。
基本、勝手のわからない道ですから、間違っても戻ればいいというおおらかな気持ちで運転することが、事故を起こさないための秘訣かもしれません。
運転マナーに注意
日本では道を譲ったり譲られる時のサインとして、ありがとうの意味のハザードや、どういたしましての意味のパッシングなどが使われますが、これも日本でのルールなので海外では通用しない時があります。
国によっては、逆に煽りと勘違いされてトラブルに巻き込まれたり、不快に感じさせたりしてしまうかもしれません。
なので、マナーをよく知らない国ではあえて何もしないか、ハンドサインなどで意思を伝えるといいでしょう。
駐車、停車の注意
海外では日本のように有料パーキングエリアより路側帯のパーキングメーターなどに小銭を入れて時間単位で止める方が主流です。
さらにローカルな場所ではパーキングの管理人に直接料金を支払い、許可証を車に貼り付けるなんてところもあります。
ほんの少しの時間だけとたかを括っていると、駐車違反を取られてしまうのでよく周りを見て看板や周りの人に聞いてみるのが良いでしょう。
駐車違反を取られるとレンタカーの場合、その場で解決できれば良いですが、レンタカー会社に後から処理手数料を請求されたりすることがあるので、面倒なことにになるよりその場で支払うようにしましょう。
パーキング料金はもちろん入場料や有料道路の料金は、現金のみというところも少なくないので、手持ちで現金や小銭を用意しておくとスムーズに進めることが出来ます。
また余談として、アメリカではロサンゼルスをはじめニューヨークやハワイでも、クルマは前向き駐車が普通。
これはドイツやフランス、イギリスなどヨーロッパでも同じだ。あえて後ろ向き駐車にしてください(あまり見たことはないが)という看板がないかぎり、頭から入れてバックで退出する。
実際、この前向き駐車は理にかなっている。巨大なカートに大量の買い物品を入れて駐車場へ向かい、バックドアを開けてトランクに荷物を積み込む。
また、車両盗難の多いアメリカでは、前向き駐車をすると盗難のリスクが下がるという考え方もあり、盗難されにくいという観点から、前向き駐車が一般的になっているという。
給油について
フルサービスやセルフサービスの給油は基本的に日本と同じですが、機械での精算はやっておらず、付属の近くの店で自分の駐車番号を言って、支払った金額の分のガソリンを買う方法の場所もあるので注意してください。
余ったガソリンは返金できますので、店に戻り、チャージ(お釣り)をもらうようにしましょう。
日本ではガソリンは満タンになれば自動的に止まるかと思いますが、海外では止まらずにで続けてしまうケースが多少あったので、体がガソリン塗れにならないように、給油中は注視しましょう。
海外ドライブのポイント
1. 免許証は、日本の免許証と国際免許証の両方を携帯すること
2. 右側走行、マイル表記などの慣れないルールに注意すること
3. 言語に不安があれば車のレンタルは日本語対応の店にすること
4. 有料道路や給油で必要になることがあるので、ある程度の現金や小銭は持っておくこと
国際運転免許証は簡単に取得できても、現地のルールや情報は自分で把握していく必要があります。トラブルを避け、渡航先のドライブ事情はしっかり事前に予習して、楽しいドライブにしてください!
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