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新型コロナウイルスによる緊急非常事態宣言が都心部を除き、解除はされてきたものの未だコロナ禍による陰鬱とした情勢の中、日本車好きとして嬉しいニュースが入ってきた。
『マツダ』の新たなロータリーエンジンスポーツの登場だ。
2020年5月22日(金)、プレイステーション4専用ソフト『グランツーリスモSPORT』がフリーアップデートを行ない、新たに『MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT』が追加された。
マツダが描く夢のロータリーエンジンレーサーでバーチャルサーキットを駆ける
遡る事、5年前。2015年に開催された第44回東京モーターショーで、恐らく来場者の関心を最も集めたであろう一台が、マツダの新型ロータリーエンジン【SKYACTIVE-R】を搭載すると言われた『Mazda RX-Vison』だ。
世界で初めてロータリーエンジンを搭載した『コスモスポーツ』が1967年から発売を開始し、1991年にはル・マン24時間レースでは『787B』がロータリーエンジン搭載車としては初となる総合優勝を獲得。その後もロータリースポーツの傑作とも呼べるFD3S型RX-7を生産。2012年6月にマツダ最後のロータリースポーツモデル『RX-8』が惜しまれつつも生産を終了した。
マツダの歴史の中で常に中心にいたロータリーエンジン。その新型が2020年、バーチャル上とはいえサーキットを走る日が来た。
『RX-VISION GT3 CONCEPT』は次世代型の4ローターロータリーエンジン『SKYACTIVE-R』を搭載し、8,900rpmの高回転型エンジンで最高出力は570PSを叩き出す。夢のエンジンを総重量1,250kgという軽量ボディに詰め込んだ。
エクステリアは無駄をそぎ落し、無骨でありながらも優麗さを持った【魂動デザイン】で着飾っている。もちろん、駆動形式はFRだ。
2015年以来、マツダフリークが焦がれた一台が走る姿を5年越しに目にする機会がきたのだ。
COMMENT市販車では基本的に2ローター式が用いられるが、本車両はGT3規格に合わせて計画され、787Bのエンジンコンセプトを踏襲し、4ローター式とされている。
RX-VISION GT3 CONCEPTのリリースを記念したスペシャルイベント
『RX-VISION GT3 CONCEPT』のリリースとマツダが2020年を持って創業100周年を迎えたことを記念してのスペシャルイベントが2つ『グランツーリスモSPORT』内で開催されている。
タイムトライアルチャレンジ
- イベント名:MAZDA 100周年 RX-VISION GT3 CONCEPT タイムトライアルチャレンジ
- 開 催 期 間:2020年5月22日~2020年6月5日
- 必要ソフト:プレイステーション4専用ソフト『グランツーリスモSPORT』
- 使 用 車 両:RX-VISION GT3 CONCEPT
- ス テ ー ジ:スパ・フランコルシャン
ベルギーにある現行のF1サーキット【スパ・フランコルシャン】を舞台としたタイムトライアルイベント。
高低差約80mのオー・ルージュを始め、高速コーナーが多数存在する全長約7kmのロングコース。軽量ボディと次世代ロータリーエンジンのトルクフルな心臓を試すのにはうってつけのサーキット。
筆者も挑戦してみたが、タイムは2分21秒台とイマイチ…。ちなみに5月22日現在トップは2分16秒台となっている。
デザインコンテスト

出典:グランツーリスモ.com(https://www.gran-turismo.com/jp/)
- イベント名:MAZDA 100周年 RX-VISION GT3 CONCEPT リバリーデザインコンテスト
- 開 催 期 間:2020年5月22日~2020年6月5日
- 必要ソフト:プレイステーション4専用ソフト『グランツーリスモSPORT』
- 使 用 車 両:RX-VISION GT3 CONCEPT
『グランツーリスモSPORT』内の機能、カーリバリーからオリジナルのリバリーデザインを作成し、応募するデザインコンテスト。
マツダデザインチームの審査員により見事入賞を果たすとタイムトライアル同様、素敵な記念品の贈呈がある。
「走りに自信はないけど、芸術性なら!」という方は是非、参加してみてはいかがだろうか。
CHECK参加にあたっては以下の注意事項がある。
- ゲーム内デカールの「マツダ100周年デカール」を必ず使用すること
- ミシュランタイヤレターは変更しないこと
- 応募にあたってTwitterが必要となるため、鍵つき以外のアカウントを所持していること
詳しくは、公式ページを参考にされたし。
せっかくの週末、バーチャルで車遊びを楽しもう
コロナ騒ぎも収束の兆しを見せてきて、緊急非常事態宣言の解除も始まってきているが、まだまだ世の中は自粛ムード。感染拡大を抑えるためにも今週末は家で過ごしたい。
せっかくの休日を無碍に終わらせてしまうのも、勿体ないという方は次世代ロータリースポーツのデザインとサウンドを楽しみながら、コンテストに精を出してみるのも良いかもしれない。
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