【人生一度はポルシェ】20代で購入可能な車種12選。所有しての維持費も公開

ポルシェ

コロナウィルスが蔓延している今、パーソナルは移動手段としてマイカーが注目され始めている。

そして、車好きの中にはこれを機にマイカーの購入を考えられている方も少なくなく、一度は乗ってみたいメーカーとしポルシェをあげられる方もまた少なくはないことだろう。

かく言う私も車好きでポルシェの2シーターモデルに乗っているため、維持費の話やオススメの車種についてお話したいと思う。

ポルシェボクスター

20代でも買える車種は?

ポルシェの現在のラインナップ

一昔前まではポルシェラインナップと言えば、基本的には911のみであった。

しかし、1996年にポルシェを倒産の危機から救ったオープン2シーターモデルのボクスターが、そして2002年には現在の経営基盤を支えるSUVスーパースポーツの元祖たるカイエンが登場。

そこから、どんどんと増え現在のポルシェラインナップは以下の通りとなる。

  • 911
  • ボクスター
  • ケイマン
  • パナメーラ
  • タイカン
  • マカン
  • カイエン
CHECK上記モデルに【S】や【GTS】、物によっては【ターボ】や【ターボS】といった上位グレードが設定されている。

お求めやすいモデル

確かに新車での購入は敷居が高い。

最も安い718ケイマンのベースグレードでも車両価格で約700万円する。

718ケイマン

出典:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org)

しかし、中古となれば話は大きく変わってくる。

10年以上前の中古車なら100万円以下で買える車種もあるなど、より取り見取りで新車と比べるとかなりお求めやすいと言える。

ただ、一概にお求めやすいと言っても諸兄の皆様の家庭環境や懐事情によって、”お求めやすい”の定義は変わってくるだろう。

そこで、価格帯ベースでお求めいただけるモデルを記載していく。こちらで紹介する価格と後述する維持費を含めて、お財布とご相談いただけると幸いだ。

① ~100万円

カイエン(955型)

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まずは一台目、初期型のカイエン(955型)だ。

若干エクステリアに古臭さを感じることは否めないが、現代の車社会の頂点のSUV。今でこそ、マセラティやランボルギーニに王者の座は譲ることになったが、それでも動力性能は並みのSUVを軽く凌駕する性能を誇る。

ずっと、911しか販売していなかったポルシェが文句なしに5人乗れて、荷物も積める。その上、SUVにあるまじきパワーとそれを支えるシャシーを備えたこの車は、スーパーSUVの先駆者となり、発売当初は競合車も産声を上げる前のため、相当な台数を売り上げた。

CHECK玉数も多く、値段も非常にこなれており、80万でもお釣りが来る車両も。
ボクスター(986型)

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もう一台は初期型のボクスター(986型)だ。

ポルシェ倒産の危機を救うため、投入された新進気鋭の2シーターオープンスポーツカー。

1,300kg未満の軽量ボディに、ポルシェ市販車初となるMR(ミッドシップエンジン)レイアウトを採用。その軽快な走りとオープンエアモデルから大ヒットを博したモデル。

CHECKそれ故に玉数が多く、またティアドロップライトと呼ばれる涙目型のヘッドライトが往年のポルシェフリークからの不評。積もらせてしまったのが重なり、最安値は約70万と激安である。

ポルシェのスポーツモデルが100万以下で買えるとは良い時代になったものだ…。

② 100~200万円

ボクスター (987型)

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先程、紹介したボクスターの2代目。

不評だった、ティアドロップライトを廃し、従来のポルシェ=911を彷彿とさせる丸目型に戻ったのが特徴。

先代譲りの軽量ミッドシップボディとオープンエアー走行がウリでずっと走り続けたくなるほど、運転が楽しいモデルだ。

初代同様前後にトランクがあるが、先代とは異なり前方のトランクルーム内のスペアタイヤ収納が無くなった。そのため、一人もしくは二人でなら十分なユーザビリティを得た。子供が生まれる前ならこの一台で走りから日常使いまで全てこなせるモデルとなっている。

CHECK走行距離が10万km前後の過走行ぎみの車両であれば上位グレードのボクスターSも本体価格180万あたりから狙える。
ケイマン(987型)

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ボクスター の兄弟車で、ボクスターがオープンカーなのに対し、こちらはクーペボディとなる。

基本的なスペックはボクスターと大差ないが、クーペボディのため、幌のお手入れが不要のため、手入れが楽である。

また、サーキット走行などのスポーツ走行を行う際、ボクスターだと保安上ロールケージの設置が必要とされる場合もある。そのため、モータースポーツに興味がある方はケイマンを選ばれるのもアリだろう。

911カレラ (996型)

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車に詳しい諸兄の皆様がご存知の通り、エンジンの冷却方式が空冷式から水冷式へと変わったのと、初代ボクスター(986型)と同様の涙目型のヘッドライトが不評を呼び、かなりのお買い得価格となっている。

不評とは言え911、涙目さえ気にならなければ走りは十分に楽しめるモデルであるし、水冷式のため、夏場でも特にオーバーヒートを気にする必要もない。

CHECKポルシェのフラッグシップである911カレラも10万km前後の過走行気味の車両であれば、アンダー200万から手にすることが出来る。
カイエン(957型)

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初代カイエンの後期型モデル。

シャシーは同じものの外観はシャープとなり、2020年でも十分通用するエクステリアを獲得。

また、エンジンにも手が加えられ、初代が3.2Lだったのに対し、3.6Lまで拡充されており、馬力・トルクともに大きく向上している。

その巨大と重量ゆえ、ストップ&ゴーを苦手としていたが、パワーアップによりドライバビリティーも向上している。

③ 200~300万円

911カレラ(997型)

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水冷化された後の911カレラの第二世代目。

おぎやはぎの矢作も過去に同型の【911カレラ4】を所有していたことでも有名。

987型ボクスター・ケイマン同様、ヘッドライトの形状が涙目型から往年の丸目へと回帰した。製造から10年以上経つが、カッコ良くも可愛らしいフロントデザインと、リアにかけて流れるような曲線を描く流麗なクーペボディは2020年になっても見劣りしないデザインとなっている。

CHECK平均価格帯は500万円台であるが、前期型のAT車かつ過走行気味の車両ならばギリ300万円以内でも狙える。
パナメーラ(970型)

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ポルシェ初の4ドア+ハッチバックのFRセダン。

英国の某車番組では911の水死体とまで評された本車両であるが、4人乗りの4ドアセダンでも一目でポルシェと分かる見た目。

POINTココに文章を書く特にこの価格帯の中古ポルシェでは中々手に入らないPDK(デュアルクラッチ式トランスミッション)による滑らかかつ、刺激的なシフトチェンジは一”験”の価値がある。

筆者も一度、富士スピードウェイのパレードランで同型4輪駆動モデルの【パナメーラ4】を走らせたことがあるが、約2トンの重量からコーナーや立ち上がりでは鈍重さを感じるものの、直線での高速走行は十分なトルクに溢れ、FRセダンらしい低重心での安定感を感じられ、走りも家族での使用も考えたい方に最高の一台と言える。

パレードラン

④ 300~400万円

もはや、日本車や輸入車の一部新車価格を上回るが、性能とブランド力から何とかリーズナブルと言える価格帯か。

マカン

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カイエンに続き2014年に誕生した2番目のSUV。

発売からようやく5年が過ぎ、初車検を迎える車両も増えてきており、300万円台から何とか手が届く車両も僅かながら登場してきた。

カイエンと比べて、僅かに小ぶりなボディサイズ(といってもアウディQ5と同様のコンポーネントのため一般的にはミドルサイズ級)から国内での取り回しに優れる。

ポルシェセンターの営業マン曰く、ボクスターや911などのクーペタイプを乗っていた方が出産を機に乗り換える際に最も選ばれる車種がマカンだとか・・・。

COMMENT2020年5月現在、本体価格400万円以下で入手可能な車両は僅か20台ほどしかないため、ポルシェ特にSUVを検討されている方は見かけたら早めに販売店へ連絡を取るのが吉だろう。
カイエン(958型)

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マカンに引き続き、957型からフルモデルチェンジしたカイエンの2代目。

エクステリアは前方から見ると特にヘッドライト部など現行の959型とぱっと見見分けがつかない。後方こそ、最新モデルに用いられる横細のテールランプとは異なるものの、十分2020年現在通用する外観だ。

また、先代から若干ボディサイズは大きくなったが、軽量化を図り、またアイドリングストップ機能を追加するなど大型SUVに必須ともいえる環境性能も手に入れた。

CHECK走行距離5万km前後の車両も300万中頃から入手可能だ。
ボクスター(981型)

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MRポルシェでは最後のフラットシックス(水平対向6気筒エンジン)と呼ばれている本車両。後継車の718シリーズがスパイダーやGTS4.0などのトップエンドモデルで水平対向6気筒がデビューしたものの、ベースグレードでは水平4気筒となってしまったため、型落ちではあるものの未だに根強い人気がある。

今までのボクスターの使いがっての良さはそのままに、ボタン一つでの完全フル電動の幌開閉機構やPDKによる電光石火のシフトチェンジなど、先代から大きく進化している。

実は筆者も買い換え先として検討している一台。

CHECK300万円での玉数はほんの僅かではあるものの、根気よく探せば手に入るチャンスがある。
ケイマン(981型)

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先代と同様、981型ボクスターの兄弟車となるクーペボディのケイマン。

ボクスターと同様のフラットシックスとPDKによる電光石火のシフトチェンジ、そしてミッドシップクーペならではの剛性感と旋回性能。

サーキットでMRスポーツを走らせたいなら、恐らくこの価格帯で最も最高な1台となるはずだ。

CHECKこちらも、400万以下での玉数は1桁台とほんの僅かなため、気になる車があれば販売店へ急いだ方が賢明だ。

 

ポルシェの維持費

固定費

ポルシェを手に入れた後、気になるのは維持費だ。

せっかく、お手頃価格でお気に入りのスポーツカーを手に入れたのに、維持費が払えなくてすぐ手放すほど悲しいことはない。

そこで、筆者が所有している2006年式のボクスターS(987型)での維持費を紹介したいと思う。

項目 費用 備考
駐   車   代 120,000円 埼玉県相場
ガソリン代 84,000円 150円/L(ハイオク)
任意保険代 35,000円 年間
車   検   代 150,000円 1年間の値段に割った価格
自 動 車 税 67,000円 3200cc。13年超えの増税あり
合   計 456,000円

駐車代は居住地によって、大きく異なるし、また、ガソリン代は常に変動する。任意保険も当然加入はされることとは思うが、属性・特約・補償内容によって大きく変動する。そのため、ざっくり見積もって、約45万円~50万円というところだろうか。いや、車両保険に入るならば、もう少しだけ高くなるか。

維持費については正直、そこまで大衆車と変わらないことが見て取れるだろう。ポルシェだからと割高になるのは以下の2点くらいだろう。といっても年間で10万円も変わらないくらいだ。

①ガソリン代

現行モデルはハイブリッドモデルでなくとも、ライトサイジングターボの導入により燃費は10km/Lを優に上回るなど大きく燃費性能は向上しているが、ボリュームゾーンとなる2000年台の車両は6~8km/L程度となるだろう。そこにハイオクを入れる必要があるので、レギュラーガソリンを入れる燃費20km/L超えのエコカーと比べると倍以上変わってくる。

ただ、2倍と言っても年間4,5万の違いだ。ポルシェを買おうとする車好きには微々たるものだろう。

COMMENT欧州のガソリンスタンドで販売されているガソリンのオクタン価は91・95・98の3種類。一方で、日本のガソリンはオクタン価90のレギュラーと、オクタン価100のハイオクしかない。そのため、国内で欧州車に乗るとハイオクを入れるしかないのだ。

②自動車税

自動車税は排気量によって、納税額が定められており、当然排気量が大きいほど納める額も多くなってくる。ライトサイジングターボが導入される前のモデルは必然的に排気量が大きいため、納税額も高くなる。

一般的な車なら2000ccほどで、39,500円/年で済むが、筆者が所有するボクスターSは3200ccのため、58,000円する。

CHECK生産から13年を超えた車は規定の税額に15%が加算されるため、排気量によっては5,000円~20,000円の増額となる。

その他のメンテナンス

維持費は一般的な車と変わらないが、故障等についてはどうだろうか。

幸い、今回ご紹介した水冷式になってからのポルシェは信頼性が上がっており、今や壊れにくい車として有名だ。

筆者も10万km超えのボクスターを買ってから、2年間で3.2万kmほど走ったが、故障という故障はない。ただ、やはり消耗品類はやや割高感が否めない。

①エンジンオイル

porsche-下回り

車のメンテナンスで最も基本となるのが、エンジンオイルで、エンジンの寿命を考えるなら1年に1回は最低限交換しておきたい。

一般的な車だと高くても1万円程度でオイル交換は可能だ。しかし、ポルシェの場合、その3倍程度を見込んでいた方が良いだろう。

筆者のボクスターも走行距離にかかわらず、1年に1回は交換しているが、大体1回3万円程だ。

POINTポルシェはオイルを8Lほど(一般車は4L前後)飲むのに加え、ドライサンプ方式というメンテナンスが難しい機構になっており、工賃がかかるため、やや高額な費用となる。

②タイヤ

ポルシェ-タイヤ

 

車と地面とを繋ぐ重要な部品であるタイヤだが、擦り減ってきたら当然交換の必要が出てくる。

ポルシェはトルクがあり、比較的後輪への負担が大きいため、前輪と比較して後輪の摩耗が激しいが、普通に町中を運転するだけであれば、一般車とさほど摩耗は変わらない。

筆者も中古で購入した直後にタイヤ交換してから、交換はしていない。ちなみに工賃は4輪工賃込みで約8万円だった。

COMMENTポルシェ専用に開発された【N】指定のタイヤの場合25万円を優に超えてくることも・・・

タイヤは値段がピンキリなため、一概には言えないが、10万円あれば十分交換が可能といえるだろう。

CHECK気を付けておきたいのが、タイヤサイズが特殊(幅やインチが大きい)で店舗に在庫が無い場合が多い。そのため、事前に店舗へ問合せするのが望ましい。

まとめ

ボクスターS

高嶺の花と思っていたポルシェも中古であれば、十分手が届く時代となった。

そして、維持費も実際に所有してみて分かったが、一般的な車と比較しても特別高額でもない。

ただ、SUVのマカンやカイエン、サルーンのパナメーラを除いて、趣味的な要素が強いことは否めないため、結婚してから買うのは厳しいかもしれない。

だからこそ、結婚前の車好きの諸兄の方々には若くて運転を楽しめる内に、ポルシェを味わってもらいたい。イチ所有者として、切に思うばかりだ…。


神谷よしあき

神谷よしあき自動車ライター

投稿者プロフィール

26歳。国内A級ライセンス保持。
自動車ライターで当サイト編集長を務める他の自動車メディアの『外車王SOKEN』にも記事を寄稿している。
愛車は2006年式のポルシェ ボクスターS。

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