【車旅】イニDの聖地-榛名山を望む伊香保の旅

榛名山

2020年も折り返しの6月に入り、コロナ禍も少し鳴りを潜め、絶好のドライブ日和がやってきた!

今回は車で行ける旅として、都心部からおよそ2時間でつける群馬県の伊香保温泉に行ってきた。

群馬は走りの聖地

群馬県といえば、峠道が多く、走り屋たちのバイブル『頭文字D』の作中にも複数の峠道が登場する。妙義山や赤城山、そして秋名山こと榛名山は聖地でもある。

駒寄スマートICを下り、西へ10分ほど車を走らせると山間部へと突入する。

そして、榛名山の麓には峠道だけではなく、飲食店や美術館など観光スポットも多くあり、走るだけでなく観光も楽しめる地域となっている。

今回は都心部から出発し、伊香保・渋川地区の観光地を巡り、伊香保温泉街を経由して、榛名山を走る車度をお届けしたいと思う。

群馬の珍スポット「珍宝館」

珍宝館

◆珍宝館の情報
住所〒370-3606 群馬県北群馬郡吉岡町大字上野田2109
駐車場無料
入館料1,400円
営業時間8:00~17:00
定休日年中無休
公式サイトhttp://chinpoukan.com/sub3.html

群馬のB級スポットとしてまず名前を挙げるとしたら珍宝館が真っ先に挙げられるだろう。もう名前からして分かるのだが、珍宝館は大人のミュージアム。

中に入ると綺麗な庭園が出迎えてくれる・・・なんか石の形に見覚えが・・・。

展示物のインパクトもさることながら何よりも館長こと万長の珍子さんのトークが本当に面白い!YouTubeなどを探してもらっても出てはくるが、これはぜひともご自分の耳で聞いてもらいたい(下ネタに抵抗がなければ)。女性・男性問わずマジで股間触られて一人一人に対して、一言コメントがついてくる笑。

展示ボリュームとしては多くはないが、春画やアダルト雑貨、中は見られなかったが昭和初期ないし大正時代のアダルト雑誌なんかも展示されていた。

芸能人も数多く訪れている名物珍スポットなので、伊香保方面へ行ったのなら、ぜひとも訪れたいスポットの1つだ。

真面目に面白く性を学べる「生命と性の博物館」

生命と性のミュージアム

伊香保方面でもう一つ珍スポットとしてあげられるのが、「生命と性の博物館」だろう。正直、見学して回った感じ珍宝館よりもアングラな施設だった。

珍宝館がコミカルなら、コチラはリアルといった感じ。博物館の名前の通り、生命の誕生から死までの展示がされており、特に生命の誕生(の過程)に重点的にスポットが当てられていた。

男女の身体の違いや女性の周期の話などはイラストや文章で分かりやすくまとめられており、下手な保健体育の教科書よりも分かりやすい。

また、真面目な展示として修正されてない女性器の写真や、赤ちゃんが産まれてくる時の映像なんかも流されており、特に後者なんかは苦手な人にとったら刺激が強いかもしれない。

他にも産婦人科に置かれている昇降機能付きの椅子や年代別のコンドームの展示。果てはラブドールなんかも飾られていた。

 

婦人科の昇降椅子

ちょっとしたお遊びでは専用のスカートを履いて、業務用送風機の上に乗って、マリリンモンロー宜しくスカートが捲れ上がるのも体験するなんて施設も。

トップレスデーは女性も男性も上半身裸で館内を回れる(任意)ため、色々な意味で興味がある人はその日を狙って行ってみるのもいいかもしれない。

終わりに関する展示としては棺が展示されており、実際に中に入り蓋を閉めることが出来る。私は入らなかったが、死ぬまで一度も棺桶に入ることがない人が殆どなので、体験してみるのも一興かもしれない。

棺桶

館内2階へ行くとミステリアスな展示がされており、使い方は分からないのだが、何だかエッチィ用途に使われるであろうことは雰囲気から伝わってきた。

他にもラブホ宜しいベッドルームなどがあり、パンツさえ”脱がなければ”(恐らく、ズラすのはセーフ)写真撮影でも何でもオッケーな様でした。過去に館内で写真を撮影された方の写真も展示されていた。

緊縛体験なんかもやっており、2000円でスタッフの人に縛って貰える。

怪しいベッドルーム

ひとまず、夫婦やカップルで訪れれば、その夜は盛り上がること請け合いの施設である。

頭文字Dの86が見れる「伊香保おもちゃと人形 自動車博物館」

おもちゃと人形自動車博物館

◆伊香保おもちゃと人形 自動車博物館の情報
住所〒370-3606 群馬県北群馬郡吉岡町上野田2145 水沢観音下
駐車場無料(約200台)
入館料大人:1,100円 中高生:880円 小学生以下:440円
営業時間8:30~18:00(冬は17:00)
定休日年中無休
公式サイトhttp://www.ikaho-omocha.jp/

 

車好きとしても家族連れだとしても、伊香保を訪れたときに外せないしハズレないスポットがここ、伊香保おもちゃと人形自動車博物館。ここは名前の通りおもちゃやお人形・自動車が展示されており、人形は様々なシチュエーションで可愛く展示されており、非常に映える。

人形

また、昭和初期をイメージしてのレトロな街並みも再現されており、ついつい長居をしたくなってしまう。

当時の駄菓子屋やおもちゃが再現されていたり、当時のアイドルのブロマイドなども大量に展示されており、昭和を生き抜いてこられた方は勿論、現代の若者たちも思い出話や思わぬ発見で盛り上がる事請け合い。

レトロな街並み

昭和レトロな街並みを抜けると館長自慢の車のコレクションルームへとたどり着く。

榛名山はいわゆる頭文字Dの聖地とも言える場所なので、同作中に出てくる主人公藤原拓海の愛車であるAE86が作中そのままの形で展示されている。しかも、主人公の実家である藤原豆腐店まで再現されているのだから、その熱の入れっぷりには感服する。

頭文字Dだけでなくトヨタの2000 GTを始めとした数々の旧車も展示されており、車好きにとって非常に興奮するスポットでは無いだろうか。

[smartslider3 slider=”3″]

また、車だけでなく昭和初期のアイドルや芸能人のポスターや可愛い熊のぬいぐるみも映える展示がされているため、車好きの諸兄方だけでなくご一緒の家族や彼女さんも楽しめるスポットになっていた。

詳細は下記の伊香ほっとさんのHPで細かく書かれているので、参考にして頂けたら幸いだ。

[blogcard url=”https://www.tenbo.com/ikahot/kankospot/automuseum/”]

頭文字Dのもう一つの聖地「RacingCafe D’z Garage」

◆RacingCafe D'z Garageの情報
住所〒377-0008 群馬県渋川市渋川3715−1
駐車場無料
営業時間10:00~17:00
定休日火曜日
公式サイトhttp://dzgarage.com/

榛名山近くで車好きとして、訪れたいもう一つの場所として挙げられるのがD’z Garage

榛名山から車で10分足らずのところにあるこのD’z Garageはプリン専門店を営むオーナーさんが車好きということで、お仕事として専門でやられてきたプリンと自分の趣味の車とを融合させた事業ができないかということで、始められたお店。 

店内は赤と黒を基調としたレーシーな雰囲気になっており、座席にはバケットシートも使用されており、普通の乗用車を乗っているとなかなか座ることのできない色々な種類のバケットシートに座ることが出来る 。もちろん、店内には『頭文字D』全巻が揃えられていて読み放題だ。

また、カフェということで、コーヒーはもちろんオーナーさんこだわりのプリンは絶品だ!ここ最近食べたプリンの中で弾力も味もここが最高だった。

面白いのが、プリンの味によって、「藤原拓海(豆腐味)」だったり、「高橋啓介(マンゴー味)」のように頭文字D の登場人物にちなんだ商品名が付けられていた。ちなみにプリンの容器も下記写真の様に作中に出てくる【藤原豆腐店】や【RED SUNS】を模した容器となっており、知ってる人は思わずニヤリとしてしまうだろう。

プリン容器

POINTプリンの容器は持ち帰りOKなので、気に入ったら小物入れや調味料入れとして使うのもありだろう。

そして、このカフェの何よりの見所というのが、店外のガレージに置かれている頭文字D作中の車を再現した車両たちだ。

主人公、 藤原拓海のAE86。 ライバルかつチームメイトである高橋啓介の愛車ことFD3S。 他にも600馬力以上を誇るコンプリートカーの FD もピカピカの状態でガレージ内に置かれていて、車好きだったら見てるだけでワクワクしてくることは必至である。

藤原豆腐店(自家用)

私が行った時はRX-7のオフ会が開かれており、店先の駐車場は一杯で止められなかったのが悔やまれる。

正直、貸切りなのかと、最初入るのを躊躇ってしまった笑

CHECK付近は警察車両がうろついており、店を出た瞬間に捕まっていた方もいたので速度の出し過ぎや違法改造は要注意

伊香保温泉 石段街

石段街

車で走っていて気持ち良いというのとは違うが、伊香保方面へ行ったのならのなら是非訪れたいのが伊香保温泉の石段街である。

365段の石階段の割にはお食事処や甘味処、お土産屋さんや射的屋などレトロ風なお店が軒を連ねており、歩いてるだけでも風情があって大変楽しめる観光地となっている。他にもワッフル屋さんやいちごベースのドリンクやお酒を取り扱っているストロベリーボムといったインスタ映えするお店も肩を並べている。

しかし何と言っても、温泉地に来たら食べたいのは温泉まんじゅう!伊香保温泉まんじゅうの始まりの地とも言われている。伊香保温泉の温泉饅頭は厚皮。特に温泉まんじゅうの皮が好きな私にとっては非常に美味しく感じられた。

魅力的なお店がたくさんあり、1段目から365段目までずっと歩き続けていても、途中で寄り道をして、 登っていると疲れをあまり感じずにあっさりと登り切ってしまった。

石段街

こんなちょっとした小道も大人の隠れ家的な感じでワクワクしてくる

また階段の所々に見られる小窓からは、源泉の湧き出し口から流れてきた水を各施設へ分流する温泉の通り道を眺めることができる。

POINT途中に足湯もあったので、もし入りたいという人は事前にタオルを持っていくのがいいだろう。

走りの聖地、榛名山。最高の峠道を走る

榛名山

走りの聖地とも言える榛名山は榛名湖を中心とした五つのルートがあるが、中でも頭文字Dの舞台となっているのは伊香保温泉街から伸びるいわゆる伊香保ルートと呼べる県道33号渋川・ 松井田線だ。 

車線も広く、ちゃんとセンターラインもあり道幅も思ったほど狭くはない。スポーツカーで走っているととても楽しい峠道だ。これをバイクやオープンカーで走ったら最高に気持ちいいことだろうなと思いながら流していた。

実際、バイクでツーリングに来ているグループもかなりおり、GT-RロードスターS660などのスポーツカーやオープンカーも街中よりも遥かに多く走っていた。中には上り下りを何度も繰り返している車もチラホラ。

ちょうど、旅行の時に愛車のボクスターを修理に出していたのが悔やまれる・・・。 

ただ、そうは言っても、カーシェアでレンタルしたアウディTTクーペのクワトロシステムによる地面にへばりつくようなコーナリングと加速感を体験するのに、この榛名山はうってつけの場所だった。

アウディTTクーペのインプレッションはコチラ↓

伊香保-都心から2時間で行ける車の遊び場-

今回、車で都心部から伊香保温泉街まで走ってみて、途中に大人のミュージアムに寄ったり、車が展示されてるミュージアムやカフェに寄ってみたり・・・。そして何よりも走っていて、気持ちの良い道だった。 

今回、紹介した旅路をグーグルマップで共有するので、良かったら参考にしていただきたいと思う。

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